就職活動をしているなら、一度は目飛び込んでくるであろう「合同説明会」というイベント。
略して合説（ゴウセツ）と呼ばれることが多いですが、参加したら必ず収穫があるとも限らないので、上手に活用するためのコツをお伝えしていきます。
-目次-
・合同説明会(ゴウセツ)とは
・合同説明会の中身をリサーチしよう
・合同説明会に参加するメリット
・合同説明会に参加するデメリット
・合同説明会を上手に活用するコツ
・まとめ
合同説明会(ゴウセツ)とは
合同説明会とは、同日同会場で多くの企業が集まって一緒に説明会を開くことです。大きな会場を使っての開催やWEBで開催されるなど、規模や形態にもバリエーションがあります。
WEB開催の場合では数百社の企業が出展するような合説もあります
各企業は限られた時間の中で、会社の概要やアピールポイントを説明したり、インターンの募集を呼びかけたりします。
合同説明会の中身をリサーチしよう
合説といっても規模や内容は主催者によって大きく異なります。
様々な業界の企業が出展している合説もあれば、情報通信業界・食品業界・飲食業界など、同業企業が集まるイベントもあります。
また、理系学生向けや体育会系向けなど、学生の属性に合わせたイベントもあります。
そのため、何もリサーチしないまま合説に参加してしまうと、欲しい情報が得られず、1日を無駄にしてしまうこともあります。
あなたの属性に合っているか、気になる企業はどの程度参加しているかリサーチしてから参加するようにしましょう。
合同説明会に参加するメリット
合同説明会に1番の参加するメリットは、1日で複数の企業の説明を聞けることです。
とはいえ、100社が出展している合説に行くと、100社の企業を知ることが知れるかというと、かなりがんばって10社程度だと思います。
効率よく情報収集するためには、前述したように出展している企業や業界を事前にリサーチしておいて、説明を聞きたい企業をピックアップして順番もシミュレーションしておくことをお勧めします。
次に合同説明会に参加するメリットは、情報収集していなかった企業を知ることできることです。この場合、働きたいと思っている業界の合説の場合が多いと思います。
行きたい業界でも情報収集できていなかった企業を知ることで選択肢が広がることもあります。
あまりエントリー候補に挙がっていなかった企業でも、会社の人と話してみたりすることで社員同士の雰囲気や企業が表に出していない情報を知ることもできます。
会社の人と直接コミュニケーションを取ることで、印象が変わり、興味が出てくるというのはよくあることです。
3つ目は上述した内容と似ていますが、会社の中の人と直接話ができることです。質問などある場合は、ドンドン聞きましょう。
質問に対しての回答の内容や、話し方の雰囲気なども会社を選ぶ参考になってくると思います。反対に会社の人から質問が来る場合があるかもしれませんが、その時は正直に思っていることを回答すればOKです。
取り繕った質問や本心を隠した回答をしてしまうと、知りたい情報を得られず、今後のあなた自身を苦しめる結果になってしまうかもしれないので気を付けましょう。
4つ目はモチベーションアップです。
同じように就活をしている就活生を見て、自分も頑張ろうという気が湧いてくると思います。
WEB合説では熱気が伝わりにくいかもしれませんが、周りの人を見て危機感を感じたりするのも、やる気になるきっかけになるかもしれません。
合同説明会に参加するデメリット
合同説明会では、企業の説明時間は1コマあたり30分程度しかありません。そのため興味のある企業からより詳しく話を聞きたい場合は、あまり向いていない場合もあるかもしれません。
さらに大きな会場で開催される合説だと、慣れないビジネスシューズとリクルートスーツで歩き回るので疲れます。
そのため、目的がない状態で参加してしまうと、疲れた割にはボヤっとした情報しか残らなかったということにもなりかねません。
なんとなく合説に行って、特に気になる企業も見つからず、周りの就活生と比べてしまい「何やってるんだろう…」と落ち込んでしまわないように注意したいですね。
合同説明会を上手に活用するコツ
合説に行けば何か得られる、何か進展しそう…というわけにはいきません。
事前に目当ての企業、気になる企業、時間があれば話を聞く企業などランクを付けておくのも効率よく情報収集するためのコツです。
そして企業担当者の人の話を理解するために事前リサーチをしておくこともおすすめします。
また、業界は気になっているけど企業に関しては絞り込めていない場合などは、情報収集できればOKとするなど、目的や達成したいレベルを決めておくと合説会場でやらなければいけないことが明確になり参加後に無駄に落ち込むこともありません。
まとめ
合説は目的を持って参加すれば効率よく情報収集が出来て企業研究や業界研究に役立つイベントと言えます。
気になる企業や業界の合説があれば参加しておくべきでしょう。とはいえ、合説に参加すれば何とかなるわけではありません。
合説に出展しない企業もたくさんあるので、就活サイトやイベントに左右されないように情報収集して就職活動を進めていきましょう。