就職活動で面接では、志望動機や自己PRなど事前に内容を準備できるものもあれば、そうでないものもあります。
例えば、面接官から会社の商品やサービスに対して急に意見を求められたり、グループディスカッションで話を振られたりするなどがあります。
そんな時は、とっさに発言をしないといけないわけですが、急に意見をまとめて話すのが苦手という人は少なくありません。
この記事では、そのような場面でも相手に伝わる話し方になるコツを紹介していきます。
~目次~
・就職面接で意見が伝わらない人のパターン
・起承転結にはこだわる必要はない
・結論を最初に伝えるようにする
・相手の立場で考える
・まとめ
就職面接で意見が伝わらない人のパターン
意見や話が伝わらない人のパターンには2つの特徴があります。
1.情報量が多い
就職面接でとっさに意見を求められると、まず焦ります。そのため何か話さないといけないという空気感から間髪入れずに話し出してしまう人が多いです。
とにかく頭に浮かんだことから話し始めてしまうと、内容はまとまらずに、ただ情報量が多いだけの話しになってしまいます。
情報量が多いということは、聞き手側としては何を軸に話しているのかが見えにくくなり、「何を伝えたい(言いたい)のかよくわからなかった」となってしまいます。
2.接続詞が多い
急に意見を求められたり、話を振られたりすると頭の中で内容を組み立てながら話すことになると思います。
そうなると…あれも言いたい、これも言いたい、補足しておこうなど、話の構成よりも肉付けが多くなってしまいます。
「つまり」「すなわち」「なぜなら」「たとえば」「要するに」「したがって」・・・
というように説明の接続詞が多くなる傾向があります。このようになってしまうと、接続詞の前に話した内容は重要だったのか、ただの前置きだったのか、よくわからなくなってきます。
2つの特徴がある人に共通しているのは、結論までが長いということです。
そのような話し方では、話が長い、何を言いたいのかよくわからないといった印象しか面接官に与えられないでしょう。
起承転結にこだわる必要はない
就職面接時に起承転結で意見を述べるには不向きな場合もあります。
なぜなら、結論が最後に来る話し方だからです。
「どう考えますか?」「どう思いますか?」と質問したときに、あれこれ述べられてから「○○と考えます」と言われても、長いわ!と思いますよね。
採用面接は時間も限られているので、一つの質問に対してだらだら答えてしまうよりは、数多くキャッチボールをしていろいろな発言をしていく方が良いでしょう。
結論を最初に伝えるようにしてみよう
前項の逆説で考えると、急に意見を求められた場合でも先に結論を伝えるようにしてみて下さい。
そのあとに忘れてはいけないのが、なぜその結論に至ったのかを話すことです。
結論を絞り出した情報やエビデンスが含まれていればなお良いでしょう。
いきなり結論を出して話すのは難しと感じるかもしれませんが、ポイントは「伝えたいことを一言で表すと何だろう?」を普段から意識しておくことで徐々にできるようになります。
相手の立場で考える
完璧な根拠や、わかりやすく組み立てて説明しても相手がききたいことに対して答えがズレてしまっていては元も子もありません。
まずは、質問の意図が何なのか、どのような意見を求められているのかと理解することも重要です。
相手の立場に立って考察し意見を伝えることで説得力のあるメッセージとなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。就職面接の場とはいえ、基本的には会話として考えると、話をするということは相手がいて成立するものです。
そのため、自分自身の頭の中に浮かんだことを話すだけでは、伝わらない場合もあります。
今回紹介したテクニックや注意点を、普段の会話から試して就職面接の本番で活かせるようにしてみて下さい。